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2007年07月14日
講師は知事、市長 観光や地球環境語る(JTB)
地元の話は地元代表にまかせて――。
シニア層を対象にした大手旅行会社の夏のツアーに、知事や地元市長による講演を組み込んだ商品が相次いで登場している。
宮崎県の東国原英夫知事や滋賀県の嘉田由紀子知事らが、観光や地球環境など得意分野で熱弁をふるうなど、トップセールスで観光客誘致を図る。
各社は、シニア層の旅行者が向学心旺盛である点に注目し、夏休み中の地方大学を利用した郷土史の学習プランなどに力を入れている。
講師役は一般的に学長ら大学関係者、地元有識者だが、最近は知事や市長らが目玉として登場する。
JTBのツアーでは、宮崎大学で東国原知事が「宮崎を、日本をどげんかせんといかん」と題し、県産品のPRなどを披露する。
同県観光・リゾート課は「神話、伝説、食、焼酎などの幅広いテーマを取り上げており、知事の情報発信能力に期待している」と語る。
岩手大学のコースでは達増拓也知事が「岩手の文化、岩手の心」と題した特別講義を行う。
信州大学では、菅谷昭・松本市長ら地元3市町長も登壇する予定だ。
近畿日本ツーリストの滋賀大学のコースでは、嘉田知事が、「もったいない運動」にからめた地球環境講座を行う。
同県広報課は「知事が直接話すことで、環境施策のPR効果も高まる」と話す。
山口県萩市のツアーでは、プログラムの「塾頭」を務める野村興児・萩市長が萩の歴史を語る予定だ。
旅行会社は、「知事や市長は地域全体について話ができるため、講師役に最適。観光誘致の意気込みも伝わるので、リピーターが増えるのではないか」(JTB)と期待を寄せている。
毎日新聞より
投稿者 trim : 2007年07月14日 19:51