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2007年05月02日

【木津川市】フェロシルト撤去 終了に遅れ

京都府木津川市加茂町のゴルフ場に埋設され、環境基準値を超える有害物質を検出した土壌埋め戻し材「フェロシルト」の撤去について、同市は2日、搬出作業をしている製造元の化学メーカー石原産業(大阪市)から、「撤去終了は当初見通しより遅れ、早くても6月上旬になるとの報告があった」と明らかにした。

同社は4月末に終える見通しを示していたが、撤去対象量が事前調査の推定より最大で約1万㌧増えるのが原因という。

ゴルフ場にはフェロシルト約5万6,000㌧が埋められていた。府から廃棄物処理法に基づく撤去命令を受けた同社は、2005年12月に実施したボーリング調査を元に、周辺土壌を含む計7万500㌧が撤去対象とみていた。

だが昨年6月の搬出開始から実際に現場を掘り出していくなかで、推定以上に深い場所の土壌などを運び出す必要性が生じたという。
市は「数値の出し方が甘かった面はあるかもしれないが、一定はやむを得ない」としている。
地元住民でつくる「当尾北部フェロシルト対策委員会」の前田義之委員長は「計算と同じにはいかないかもしれないが、地元としては1日も早く出すべきものはすべて出してほしい」と話している。

京都新聞より

投稿者 trim : 2007年05月02日 17:41