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2007年05月03日

緑化大賞に、「林の歩道」(川内幼稚園)

地域の景観や環境づくりを目的とした「緑のデザイン賞」(都市緑化基金など主催)の2006年度緑化大賞に、川内幼稚園(鹿児島県薩摩川内市平佐町、175人)の「林の歩道」が選ばれた。

同賞は今回で17回目。
対象は個人や自治体、団体などの土地で、公開性のあるもの。
緑化大賞は国土交通大臣賞に次ぐ賞で、全国から3件が選ばれ、同園には800万円が助成される。

受賞したのは、同園の周囲約70㍍に整備された「林の歩道」(約420平方㍍)。
四季折々に楽しめるさまざまな樹木を植え、地域の人も散策できるように歩道を整備した。

2001年度の市の区画整理事業をきっかけに、グラウンドと周囲を緑地化する案を思いつき、押野典生園長(54)が知人を通じて知り合った長崎県の造園業者に依頼。
子どもたちに1年を通して自然と触れ合ってほしいと、約2,500万円をかけて同園の周囲とグラウンドに、クスの木や紅葉など40種約200本を植えるなどした。

また園内には、園児しか利用できないが、川や池、小さなログハウス(高さ約3.5㍍)も造り、「な~もの森」と名付けた。
「な~も」とは、インド語の「南無阿弥陀仏」の「南無」にあたり、押野園長は「心の底から頭が下がるという意味。
自然や大地の営みに感謝する心を育ててほしい」と話している。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2007年05月03日 16:37