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2007年05月16日

自然との共生目指せ(ビオトープフォーラムin滋賀2007)

自然との共生社会を考える「ビオトープフォーラムin滋賀2007」が16日、滋賀県近江八幡市の滋賀県男女共同参画センターであった。

嘉田由紀子知事は特別講演で「もったいないという生活哲学を取り入れた『懐かしい未来』の創造が求められる」と話し、環境共生型の地域づくりを提案した。

NPO法人(特定非営利活動法人)「日本ビオトープ協会」(事務局・東京)が主催し、全国の会員ら約240人が参加した。

嘉田知事は、研究者時代に調査した昭和30年代の琵琶湖岸の暮らしぶりを紹介し「未来に負荷を与えない社会を築くには、物の節約と生態的な仕組み、自然の力に感謝する気持ちが必要だ」と話した。

基調講演では、県琵琶湖・環境科学研究センターの内藤正明センター長が「個人の生活スタイルだけでなく、経済や法制度も含めて先端技術だけに頼らない社会像が求められる」と訴えた。

専門家による討論会もあり、環境学習の在り方について「人も生態系の一員であることを意識することが大切」「学校ビオトープも重要な道具」などと意見を交わした。

京都新聞より

投稿者 trim : 2007年05月16日 17:18