« エコバックで荏原が一位に | メイン | マンションやオフィスビル すべて屋上緑化(トーセイ) »

2007年04月20日

「水」を知るロハスな旅(JTB)

JTBは「LOHAS(ロハス)=健康と環境に配慮した持続可能なライフスタイル」をテーマにした新たな国内旅行商品を5月出発分から売り出す。

第一弾は「水」に焦点をあて、名水の地や地下水脈で知られる名所を訪れ、身を清めたり、「水の神秘」について専門家の説明を聞くといった体験を企画する。
健康志向の強い女性や団塊世代を中心に9月までに4,000人の集客を目指す。

商品化するのは「自分羅針(じぶんらしん)・神秘の水を知る旅」。
一泊二日の日程で京都、奈良のほか、滋賀県などで水に関連する名所を訪れるツアーを企画。
奈良の龍泉寺で心身を清める「水行体験」をするほか、京都では賀茂川と高野川の合流点に位置し、地下水脈としても知られる下鴨神社を訪れ、神主による「下鴨と水の神秘」についての説明を受ける。

琵琶湖を船に乗ってクルージングしながら眺めるほか、琵琶湖博物館を訪れ、JTBの専門ガイドによる「湖と人」の関係などについても説明を受ける。
旅行の参加者が「水」に触れて、学びながらリフレッシュするとの触れ込みだ。

東京からの出発日は5月6日から9月30日で、宿泊ホテルは京都ブライトンホテル。
旅行代金は昼食と朝食が1食ずつ付いて大人1人は38,700~54,400円。子供一人が26,500~36,800円。
需要動向を見ながら、10月以降の企画ツアーも検討する。

旅行業界では温泉や農地、避暑地などでゆったりと過ごす「ロハス」ツアーは多いが、「水」をテーマに心身共にリラックスするのを目的としたツアーをJTBが商品化するのは初めて。

JTBは「ロハス」関連の国内旅行で2007年度は1億4,000万円の売上高を目指す。
今年は団塊世代の定年退職が始まっており、旅行業界では新たな需要を喚起する企画力の争いが激しくなりそうだ。

日経流通新聞より

投稿者 trim : 2007年04月20日 12:08