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2007年03月01日

大型屋外劇場持つホテル建設へ(かりゆし)

沖縄県内ホテル業大手のかりゆし(平良朝敬社長)は、ホテルと環境、エンターテインメントを融合し、5,000人収容の屋外劇場を配したリゾート宿泊施設を開発する。

大型劇場を有する県内ホテルは初めて。
音楽プロデューサーの松任谷正隆氏と地球環境保全のキャンペーンに取り組むエフエム東京との共同で滞在型リゾートとして構想を進める。
28日、東京・半蔵門のTOKYO FMで平良社長が記者会見し構想を明らかにした。

平良社長は「エンターテインメントを根付かせ沖縄の新たな観光の魅力にしたい。沖縄の文化とアジア文化が融合しエンターテインメントを発信できる新しいリゾートにチャレンジする」と話した。「第三者にオーナーになってもらい、かりゆしはオペレーション(運営)を担当する」とも述べ現在、国内数社と交渉中。
かりゆしが土地、建物を整備し、運営は第三者に委ねる。決定後着工し、2010年の開業を目指す。

施設名は「ザ・ガーデニアヒルズ・オキナワ」。
水と森と海をテーマに最大収容客席数5千席の屋外劇場「かりゆしシアター」のほか、ホテル4棟(266室)、洞窟(どうくつ)プールなどを配置。
リゾート内で宿泊客に環境に優しいエコカーを利用してもらう。
かりゆしが土地を所有する恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパに隣接するサッカー場66,000平方㍍に建設する。総事業費150億円を見込む。

記者会見で計画に参加する松任谷氏は「現地を見て、森の音楽堂として自分がずっといたいと思える空間をつくりたい」と意欲を語った。
設計には、世界トップレベルのデザイナーとして知られるマーク・フィッシャー氏や相羽高徳氏も参加する。
エフエム東京は種々のイベント開催に協力する。

琉球新報より

投稿者 trim : 2007年03月01日 10:46