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2007年03月30日

環境対策拡がる(タリーズコーヒージャパン他)

コーヒーチェーン業界で環境対策を強化する動きが広がっている。

紙カップの使用を抑えたり、ドリンクをかき混ぜる棒に間伐材を利用したりといった策が中心。
大手各社とも、独自の価格設定やメニューの価格設定やメニューの拡充競争を優先しがちで、これまでは環境問題への取り組みが手薄になりがちだった。
社会的な関心の高まりを受け、ようやく本格化した格好だ。

タリーズコーヒージャパンは3月末から、容器を持参した客へのコーヒー飲料の割引額を現行の20円から30円に変更する。
全体の1割弱にとどまる自前容器の利用を促し、紙カップの使用を抑えるのが目的だ。
マドラーは2005年6月から間伐材に切り替えており、すでに100%を達成した。

ドトールコーヒーは、4月から社内に環境対策の専門部署を設置する。
店内ではマグカップでのドリンク提供を原則としたり、持ち帰り用の紙カップを環境負荷が小さいとされるケナフ製に切り替えたりなどに取り組んできたが、実際の活動は各部署でバラバラだった。
今後は全社的に統一した形で環境対策を実施していく。

一方、スターバックスコーヒージャパンは約680ある店舗のうち、ドライブスルー形式などを除いて、紙製カップの使用を抑える試みを進めている。
熱い飲み物を出す際、マグカップの使用を推奨するなど具体的な体制が整っているのは現在、100点程度。
2006年10月から東京都心部の店舗を中心に実験した結果、「(減量で)ゴミの回収時間が減った」など前向きな声が多かった。
このため、「可能な限り素早い導入を進めたい」(同社)という。

日経流通新聞より

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2007年03月28日

木質バイオマス発電(中部電力)

中部電力は27日、2009年度から石炭に建築廃材などの木質バイオマス(生物資源)を混ぜた燃料による発電事業を始めると発表した。

環境負荷の低いエネルギー導入を推進する。
新エネルギー等電気利用法(RPS法)義務量の達成を目指す。

碧南火力発電所(愛知県碧南市)で二基のバイオマス燃料設備を新設する。
木質バイオマスと石炭を混ぜて微粉炭機で粉砕しボイラーで一緒に燃やす。

木質バイオマスの比率は発電出力比で約2%になり、年間使用量は約40万㌧になる。
同発電所の設備新設で、同社の木質バイオマスによる想定年間発電電力量は約4.7億㌔㍗時になる見通し。
RPS方の義務達成に活用する。

日経産業新聞より

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2007年03月27日

環境格付け再挑戦で取得(日本フィルム)

自治体指定ゴミ袋の製造を手掛ける日本フィルム(大分市)は日本政策投資銀行の「環境格付け」を二度目の挑戦で取得、このほど格付けに基づいた融資を取り付けた。

政投銀によると再挑戦で認定に至ったのは全国で初めてという。
融資額は明らかにしていないが、同社はゴミ袋の包装を簡素化できる生産ラインの構築に充てるとしている。

政投銀は2004年度から「環境配慮型経営促進事業」といて、環境格付けに基づいて金利を優遇する融資制度を設けている。
日本フィルムは2005年1月に格付けを申請したが、当時は環境経営体制の構築が不十分として認定を得られなかった。

同社は2年間で環境管理責任者や委員会を設置するなど責任体制を明確化。
温暖化ガスの排出量把握と削減計画を作成したほか、廃棄物最終処分量をほぼゼロにした。

政投銀は「問題点を改善して再挑戦する姿勢は環境経営を普及促進するという同制度の目的に合致する」(九州支店)としており、同様の取り組みを進める企業にも積極的に格付け取得を呼びかけている。

日経産業新聞より

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2007年03月26日

F1日本GP 4月2日発売

富士スピードウェイ(静岡県小山町)で30年ぶりに開催されるF1世界選手権・日本グランプリのチケット申し込み受け付けが4月2日午前10時から始まる。

首都圏からはこれまでの鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)に比べ、格段にアクセスが向上するだけに、かなりのプラチナチケットになりそうだ。
ただし、申し込みには事前登録が必要で、既に事前受付は始まっている。

チケットはいずれも3日間通し券。
最も上のグレードのS席が71,000円(大人)。メインスタンド1階が56,000円、自由席は11,000円。
券種はかなり細かく分かれている。最も安い、3歳から小学生用の自由席は1,000円だ。

チケット購入の申し込みはインターネットか郵送で受け付ける。チケットは抽選で販売する。
コンピューターを使った無作為抽選だから、申し込みの時期や居住地などは関係ない。
抽選販売の場合、1人で8枚まで買える。個人での直接申し込みとは別に、旅行会社が販売するツアーと一体になったチケットがある。

日本GPの正式名称は「2007 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリレース」。
富士でF1が開催されるのは、1977年の事故以来だ。
1977年10月のF1日本グランプリで惨劇は起きた。
第1コーナーでマシンが観客の群れに飛び込み、2人が命を落とした。
負傷者も大勢出て、この事件をきっかけに富士でのF1開催は打ち切られてしまった。

久々の富士での開催となるレースは9月28日午前10時からのフリー走行で幕開け。
決勝は30日午後1時30分からの67周で競われる。
フリー走行前日の27日にはピットを観客が歩ける「ピットウォーク」を開く。
決勝終了後にはレーシングコースを歩ける「コースウォーク」を用意している。
「ピットウォーク」はチャリティーイベントで、料金は1人1,000円。27日に2回開く。
6月ごろに申し込みを受け付ける予定だ。

「コースウォーク」の対象は記念参加グッズの購入者(高校生以下は無料)。
コースを自分の足で歩いて余韻に浸れる。
スタンド席からでは実感しにくいコースの広さやコーナーの角度なども肌で感じることができる貴重な経験となりそうだ。
28~30日には「体感パビリオン」を設ける。
往年のF1カーを展示するほか、F1カーに乗ったり、F1カーをバックにしての記念撮影、タイヤ交換のデモンストレーション、F1カーのジャッキアップ体験などのイベントを開く。

新しいサービスとしてチケット購入者に携帯電話のメールで場内イベント情報や交通情報などを随時配信する。
家族連れが安心して観戦できるように、託児所(有料)やキッズコーナー(無料)を設ける。
2007年のF1シリーズは3月18日決勝の豪州GPで開幕した。
10月21日のブラジルGPまで全17戦でチームとドライバーがそれぞれに優勝を争う。日本GPは第15戦となる。

日本GPは毎年、終盤に置かれ、優勝を左右する重要な一戦となってきた。
1989年の日本GPでアイルトン・セナとアラン・プロストが接触して、両者リタイアに至った事件は今でもF1ファンの間で語り継がれる出来事だ。
こうしたF1史の目撃者になれるのが、F1観戦の魅力の1つだろう。

2年連続年間王者のフェルナンド・アロンソが2007年シリーズではルノーからマクラーレン・メルセデスに移籍。
3年連続の年間王者を取れるかどうかが話題の的だ。
F1を引っぱってきた「赤い皇帝」こと、ミハエル・シューマッハが引退し、今シーズンからは姿が見えないのは寂しくもある。
そのシューマッハーの後継者としてフェラーリに移籍したキミ・ライコネンは早速、第1戦・オーストラリアGPを制しており、今後の走りにも期待したい。

タイヤはワンメーク(1社独占)に変わった。
2006年限りでフランスのミシュランがF1から手を引いた結果、ブリヂストンが全チームにタイヤを供給する。
ホンダは車体から従来のたばこ関連のマークをはずし、環境をテーマにした地球の絵柄に変更。
環境意識への配慮を印象付けようとしている。

F1参戦6年目となるトヨタ自動車にとっては、ホームコースと言ってもよい、自社グループのコースでの開催だけに、悲願の初優勝を狙いたいところだ。
国際モータースポーツに参戦し始めて50年の節目をどんな結果で飾れるかどうかが見所の1つとなるだろう。
これまでの戦績は2005年に2位に2回食い込み、年間のチーム成績は4位となったものの、2006年は3位に1回なっただけで、チーム成績は6位に下がっている。

鈴木亜久里代表が率いるスーパーアグリ・ホンダはドライバーの佐藤琢磨を擁して今年も参戦。
新加入のアンソニー・デービッドソン(英国)にも期待がかかる。

富士では周辺の道路が観戦客で混雑する事態を避けるための対策が採り入れられた。
新採用の「チケット&ライドシステム」は観戦チケットと交通アクセスをパッケージにした仕組みだ。
来場者は駅や駐車場から所定のシャトルバスでサーキットに向かう。
周辺地域への一般車両の乗り入れは制限される。タクシーは会場まで行ける。注意したいのは徒歩と自転車。どちらも会場まで直接は行けない。どこかで車を乗り捨てて、後は歩きという手も使えない。
自動車で来場した人は、会場に近い富士北ろくに設けられる来場者専用の駐車場にとめる必要がある。
この駐車場からサーキットまではシャトルバスを使う。
旅行会社のツアーに参加している人はツアーバスが使える。
観戦チケットを含むツアーを扱うのはJTB、富士急トラベル、小田急トラベル、伊豆箱根トラベル、近畿日本ツーリスト、日本旅行の各社だ。

日本での観戦もいいが、機会があれば海外でF1を生で見てみてはどうだろう。
とりわけモナコGPはモンテカルロの市街地を駆け抜けるので、抜群のスリルと臨場感が味わえるはずだ。
その他のF1観戦もJTBや日通旅行などがツアーを取り扱っている。

日経Waga Magaより

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2007年03月24日

マータイさんと植林しませんか(JR東日本秋田支社・イオン環境財団)

マータイさんと一緒に木を植え、秋田の森をよみがえらせよう――。

日本海沿岸の松林を再生させるため、ノーベル平和賞受賞のワンガリ・マータイさんが4月29日に秋田で植樹をする。
秋田市下浜の砂防林に約1万本の苗を県民とともに植えるもので、主催するJR東日本秋田支社とイオン環境財団では、参加するボランティア1,000人を募集している。

マータイさんは森林破壊が進んでいたケニアに環境保護運動「グリーンベルト運動」を創設して植林活動を続けており、日本では身近な環境を大切にしようと呼びかける「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」の名誉会長も務める。
毎日新聞社と東京放送、伊藤忠商事の招きで4月25日に来日、5月2日まで滞在し、28、29の2日間、来県する。

下浜海岸での植樹活動は、松くい虫被害で立ち枯れが深刻な海岸の松林を再生させようと、主催2社が2005年から5カ年計画で進めており、今年で3回目。
ボランティアの手で既に2万本の苗が植えられた。
29日は午前9時半から約1時間半かけ、JR下浜駅から本荘方面に約500㍍の下浜海岸にカシワやクロマツの苗を植樹する。

毎日新聞より

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2007年03月23日

「環境保護とコスト削減のためスクリーンセーバーは外そう」(Microsoft)

「パソコンを使用していなくても電源を入れたままにしておくと、白熱灯1個を付けっぱなしにするのと同じ電力量を消費する」。

米Microsoftは米国時間3月21日、アイドル状態のパソコンの電力消費について、英PC Pro Labsの調査結果を引用するかたちで報告した。

PC Pro Labsの調査によると、100ワットの白熱灯1個を付けっぱなしにした場合の電力費は1年で80㌦を超え、そのエネルギーを生成するために約612㌔㌘の二酸化炭素が排出される。
米Microsoft、Windows KernelチームのディレクタであるDean DeWhitt氏は、「使用していないときでもパソコンの電源を入れたままにしておくと、ほぼ同じくらいの電力を消費する」と述べる。

「電灯を1年間付けっぱなしにする人はほとんどいないが、多くの人々が、アイドル状態よりも電力をさらに消費するスクリーンセーバーを動作させている。多数の大企業では、セキュリティ・パッチやアップデートをダウンロードできるよう、常にパソコンをそのような状態にしている」(同氏)。

また、PC Pro Labsが「Sleep」モードを搭載した「Windows Vista」の電力消費について「Windows XP」と比較したところ、「200席規模の企業では、年間45㌧の二酸化炭素排出量削減につながり、デスクトップ・パソコン1台当たりの年間コストを最大約90㌦抑えられる」(同氏)という。

ITproより

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2007年03月21日

ベロタクシー運行開始-みなとみらい、関内エリアで

ベロタクシーヨコハマは、3月21日から3輪の屋根付き自転車を使った「ベロタクシー」の運行を横浜市のみなとみらい、関内エリアを中心に運行を開始する。

ベイウォーターからマリノスタウン、ワールドポーターズ、横浜スタジアム、山下公園などをカバーし、元町商店街までが運行エリアとなる。
狭い道も走ることができ、CO2を排出しない「地球に優しい乗り物」として、新たな交通手段を提案する。

運行開始初日となる21日には、BankART 1929 Yokohamaでオープニングイベントを行い、100人限定で初乗り乗車無料券を配布する。

ベロタクシーの「VELO(ベロ)」はラテン語で「自転車」の意味。
1997年にドイツで生まれ、日本では2002年に京都市で初めて運行された。
その後東京・渋谷を始め、仙台市や大阪市、福岡市、那覇市など全国各地で運行されており、21日には滋賀県彦根市でも運行を始める。

料金は初乗り300円。
あらかじめ設定したポイントを通過するごとに100円ずつ加算される。
桜木町駅からワールドポーターズを経由し、赤レンガ倉庫まで乗車すると初乗り300円に中継ポイント3カ所通過分の300円が加算され、合計600円。
従来のタクシーと異なり、1人ずつの料金となる。

ベロタクシーを運行するNPO法人ベイ・ウインド・環境ヨコハマ推進協議会設立準備室の平松代表は「みなとみらいを中心とする横浜臨海地区は生活者と観光客が混在するベロにとって恵まれた街。地球、環境、福祉など、さまざまな側面を持ったベロを横浜から日本中、世界中に発信していきたい」と意気込む。

ヨコハマ経済新聞より

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2007年03月20日

屋上緑化向けコケの短期・大量培養技術を確立(エスペックミック)

エスペックミック(愛知県大口町)は、2007年度にコケによる屋上緑化事業を始める。

通常は出荷まで2~3年かかるコケを半年間で生産できる培養技術を確立した。
コケは土を敷く必要がなく、屋上への荷重を軽くできるなどのメリットがある。
施工も簡単で、屋上緑化の普及に一役買いそうだ。

2012年度に売上高10億円を目指す。

エスペックミックはコケを薄いマット状にした状態で販売する。
屋上に敷き詰められる上、軽量なため施工が簡単にできる。
土を使わず、樹木のように背丈もないことから風で飛ばされる心配もない。
保水性があり、建物の温度上昇を抑える効果が期待できる。

コケは大阪府立大学の村瀬治比古教授らのグループと共同開発した培養プラントで生産する。
温度や湿度などの制御技術により、生育に適した環境をつくり出すことに成功した。

日刊工業新聞より

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2007年03月19日

法人・教育旅行向けエコツアーを設定(JTB関東)

JTB関東はこのほど、旅行業界初の法人旅行、教育旅行向けエコツアーの新ブランド「グリーンシューズ」を発足した。

4月上旬から法人旅行、教育旅行向けの企画商品の販売を開始し、年間1万人の取り扱いを目指す。

グリーンシューズは手軽に体験できるものから、本格的なエコの取り組みまで幅広い提案を用意し、顧客のニーズに応える。

例えば、主に社員旅行や招待旅行などに対して、旅先で環境負荷が小さな製品やサービスを優先して購入するなど、楽しみながら環境に貢献する旅行を提案する。
また、修学旅行や視察旅行は旅先で環境についての講演会や自然観察、環境学習や環境施設の視察などを組み込む。

そのほか、社員研修、労働組合の旅行として稀少生物の保護活動を体験する旅や、企業などの記念事業や記念旅行として地球環境保全活動やエコイベントの開催も提案する。

トラベルビジョンより

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2007年03月18日

倖田來未が環境問題を訴えた

新曲「BUT/愛証」を発売したばかりの歌手・倖田來未(24)が17日、都内で行われた「AP BANG!東京環境会議」に出演した。

音楽プロデューサー・小林武史氏(47)が主催する同イベントで、倖田はCHARA(39)と「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」をデュエット。
環境問題には「歯磨きの間、水を止めるといった小さな意識の持ち方が大事だと思います」と訴えた。

また、同イベントには2004年9月以来のライブ出演となる歌手・鬼束ちひろ(26)も出演し、「月光」など3曲を披露した。

デイリースポーツより

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2007年03月17日

IS0取得など支援(帝国データバンク)

帝国データバンクは三浦藤沢信用金庫と中小企業支援事業で提携する。

帝国データは三浦藤沢信金の取引先企業が国際標準化機構(ISO)の認証などを取得するのを支援する。
三浦藤沢信金は取得を目指す企業に必要な資金を低金利で融資する。

4月から本格的に業務を始める。
帝国データは三浦藤沢信金から環境・品質管理の国際規格「ISO14001」「ISO9001」や、個人情報の管理体制に関する「プライバシーマーク」の取得を目指す企業を紹介してもらう。
各制度の仕組みや取得の手続きなどの情報を提供する。

三浦藤沢信金は帝国データに紹介した企業が認定取得を目指す場合、必要な資金を通常より低金利で貸し出す。
具体的な割引幅は今後定める。

帝国データはこれまで60社以上と認証取得に関するコンサル契約を結んだ実績を持つ。
コンサル業務を一段と拡充したい帝国データと、営業基盤の強化を目指す三浦藤沢信金の思惑が一致した。
地元企業の経営改善を促しながら顧客のすそ野を広げる。

日本経済新聞より

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2007年03月16日

アースカラーで環境PR(ホンダ)

2月26日、ロンドンにある自然史博物館で1台のF1マシンが報道陣に披露された。

それはF1の常識を打ち破る画期的なカラーリング(塗装)だった。
ホンダが送り出した新型車RA107は、環境問題に取り組むことのメッセージとして、地球をイメージしたアースカラーに身を包んでいた。

F1マシンは広告塔だ。
世界中で毎レース6億人以上がテレビ観戦するといわれる。
スポンサー企業にとって、広告効果が望める特等席だが、そんな場を「環境」を訴えるものとして使った。

ホンダF1チームのニック・フライ最高経営責任者は「五輪やW杯に匹敵するF1というイベントで多くの人に環境問題を伝えたかった」と、その意図を語った。

レースでは、昨年8月、ハンガリーGPでホンダのジェンソン・バトン(英)がF1初優勝を飾った。
ホンダ勢の優勝は1992年オーストラリアGP以来14年ぶり。
ホンダ単独チームとしては1967年イタリアGP以来、39年ぶりの栄冠となった。

今季は一から新車を作ったため調整段階。
バトンも「序盤は表彰台などは忘れて改善に専念する」としながら「終盤には上位に食い込む力は備えている」とマシンの潜在能力に期待する。

朝日新聞より

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2007年03月15日

環境前面に航空各社に攻勢(JR東海)

JR東海は16日、新幹線のエネルギー効率の良さを前面に出した「Eco出張」キャンペーンを始める。

温暖化の原因となる二酸化炭素排出量が運輸部門で急増し対策が急務になっていることが背景にあるが、航空会社との利用者争奪戦で環境面をアピールする狙いもある。
航空各社では「航空機バッシングだ」との不満が多い。

毎日新聞より

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2007年03月14日

アルピニストの野口さん、清掃登山の活動訴え

清掃登山で知られるアルピニスト、野口健さんが13日、福井市の県生活学習館で「富士山から日本を変える!」と題して講演。

約700人が環境問題への実践的取り組みに耳を傾けた。
講演は電力会社と県商工会議所連合会で作る県環境・エネルギー懇話会の主催。

野口さんは1993年にエベレストの登頂に成功し、7大陸最高峰の世界最年少登頂記録を25歳で樹立。その後、エベレストや富士山などのごみ問題に取り組んでいる。

野口さんは、清掃登山を始めたきっかけや、人の輪が広がったこれまでの活動経緯を巧みな話術で紹介。
「山が汚いと街もきたない。山は社会の縮図」「環境問題の相手は自然ではなく、人間社会」と、聴講する人たちに訴えた。

毎日新聞より

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2007年03月13日

廃ガラスを再資源化 リサイクル工場新設(北秋容器)

北秋容器(本社大館市、都岩男社長、資本金1,000万円)は大館市道目木(どうめき)にガラスリサイクル工場を新設した。

埋め立て処理されることが多かった廃ガラス瓶を原料にして、軽石に似た多孔質資材を製造する。
土木工事や農業、園芸など多方面で活用できるという。

新工場に導入した廃ガラス再資源化プラントは、ガラス瓶を1辺6㍉以下に破砕した後、さらに35ミクロンの微粉末まで粉砕して発泡剤と混合。
焼成炉に入れ800度の高温で30分間焼いた後、小石のように大きさと形を整えて製品とする。
発泡剤や焼成条件の調整で製品の吸水率や比重を変えることができる。

プラントは沖縄県のメーカーが開発し、既に国内7社が導入済み。東北では初。
製品はいずれも「スーパーソル」の名称で土壌改良剤や路盤材、水質浄化剤、植木鉢の底石などとして販売されている。ガラスはもともと自然素材だけに環境汚染の心配もない。

秋田魁新報より

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2007年03月12日

【沖縄県宮古島市】“エコの島・宮古”始動

年間の入域観光客数40万人突破を目指す宮古で、行政と民間が一体となった環境と観光をリンクさせた新たな取り組みが始まった。

宮古島市のエコ・タウン推進室(洲鎌善充室長)は10日、環境省が進めるバイオエタノール実証試験の関連施設や地下ダム資料館、民間のマグロ養殖施設など市内各地の施設を網羅したツアー研修を実施。
「エコ・アイランド宮古島」をキーワードに、新たな観光産業の創出を目指す。

宮古島では現在、島産サトウキビの廃糖蜜(とうみつ)から製造するバイオエタノール実証試験に関連した製造・供給施設をはじめ、バイオ技術による家畜排せつ物などを活用した堆肥(たいひ)化施設、バイオ技術によるマグロの陸地養殖や排水浄化に取り組む民間施設など、さまざまなエコ関連施設の整備が進んでいる。

宮古島市は2006年10月、「環境」をテーマにしたまちづくりに取り組むエコ・タウン推進室を設置。
豊富なエコ関連施設や宮古の自然環境を軸とした新たな観光創出や、美しい砂浜を利用したビーチスポーツの国際大会実施など、民間も巻き込んだ地域活性化につながる計画の立案に取り組んでいる。

今回の研修ツアーには、宮古島市や県の関係部署職員、宮古観光協会、宮古島商工会議所などから約50人が参加。
1日かけて島内8カ所を観光バスで巡った。
県職員の大城亜紀乃さん(32)は「エコ関連施設が島内にまとまっているので、気軽に見学できる。観光として今後の可能性を感じる」と感想を述べた。

同推進室では今年4月からツアーガイドの養成を開始し、修学旅行客や一般の観光客を対象とした観光ツアーを来年度内にも始める計画だ。
洲鎌室長は「環境は全人類的なテーマ。小さな宮古島で現在、さまざまな取り組みが進んでおり、各施設をルート化した新たな観光産業としての可能性が見えてきた。ツアーを現実化し、地域活性化につなげたい」と話した。

琉球新報より

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2007年03月09日

環境装置22%増 4ヵ月連続プラス

日本産業機械工業会が8日に発表した2007年1月の環境装置受注額は606億300万円となり、前年同月比22.0%増えた。

4ヵ月連続のプラスで、2ヵ月ぶりに民需(製造業・非製造業ともに)、官公需、輸出のすべてが増加した。

民需は同49.1%増え、113億1,700万円。
10ヵ月連続のプラスになった。
製造業では製紙会社、化学や機械メーカー向けに産業排水処理装置が好調だった。
非製造業も増加が続き、特に電力向けの排煙脱硫装置などが伸びた。

官公需は同9.8%増の445億6,000万円。
下水処理、し尿処理装置が回復した。

輸出は47億2,600万円。
同3.18倍の大幅増で、2ヵ月ぶりにプラスに転じた。
排煙脱硫装置の大型受注があった。

日経産業新聞より

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2007年03月08日

絢香、新曲初披露し“うちエコ”訴える!

人気女性シンガーの絢香が3月8日(木)、東京・渋谷C.C.Lemonホールで行われた環境問題をテーマにしたライブ『Re-Style LIVE Vol.4 withチーム・マイナス6%』に、GLAY、HOME MADE 家族、Kとともに出演した。

伊東美咲、田村正和主演の映画『ラストラブ』(6月公開)に“映画初主題歌”として起用が決定した「Jewelry day」を初披露することでも注目を集めた彼女は4曲を熱唱。そして関西人らしくギャグを交え「(エコの)受け取る準備はできてる?」と問いかけながらイベントのテーマをアピールした。

また、すでに同イベントの常連となったGLAYも、ボーカルのTERUが左手を突き上げながら「音楽を楽しむようにエコも楽しもう!人を愛するように、地球も愛しましょう!」と呼びかけ、3倍近い倍率を突破して会場に詰めかけた“エコファン”を大いに沸かせた。

オリコンより

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2007年03月07日

環境産業発展を後押し(北海道銀行・三菱東京UFJ銀行)

北海道銀行は6日、三菱東京UFJ銀行(東京)と、風力発電や容器リサイクルなどの環境関連産業についての情報交換や協調融資を行う「環境融資等に関する業務協力協定」を締結した。

北海道内行としては初の試み。
CSR(企業の社会的責任)の一環として道内の環境関連産業の発展を後押しするとともに、将来的な収益源の一つとして育てる狙いもある。

今回締結した協定で対象とするのは、太陽光発電やバイオマス発電のエネルギー事業、最終処分場などの廃棄物処理事業、容器包装などのリサイクル事業。

三菱東京UFJは2005年10月に専門の環境融資室を設置しており、道銀にとってはこうした分野のノウハウを的確に学べる利点がある。
一方、三菱東京UFJは道内企業の情報収集を目的としている。
両行は環境関連産業の市場動向や技術についての情報交換などを行い、融資を希望している道内企業には両行の担当者が一緒に訪問して対応する。

また有望な企業については両行が主幹事となり、地域の金融機関も交えてシンジケートローンを組成して融資する考えだ。
道銀では「環境関連産業は今後ますます注目を浴びていく。これを機に地域のニーズに合わせて情報や経営のノウハウを提供していきたい」としている。

北海道新聞より

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2007年03月06日

【豊橋市】フェロシルト搬入、当面回避か

石原産業(大阪市)が三重県・四日市工場で製造したフェロシルト(産業廃棄物)を豊橋市内に搬入・中間(無害化)処理する計画について5日、当面回避される方向で大きな進展があった。

地元7町総代連名で豊橋市に対し反対要望が出されたほか、市側の強い再検討の申し入れに対し、会社側が譲歩し「地元の意向(大反対)を反映し、社内で検討している。

検討中は搬入しない」との紳士協定に応じる姿勢を見せた。
これにより、今月中にも搬入するとし、猛反発する地元と緊張関係にあったが、当面の危機は回避された形だ。

早川勝市長は5日の定例会見で、フェロシルト問題について降れ、強い不快感を示した。その上で「石原産業が自社工場で処分すべきだといった内容の要望を社長あてに行ったが、まだ回答が届いていない。再度請求している」。

これに対し、石原産業の社員が同日午後、社長名の回答書をもって来庁し、尾川克也環境部長に手渡した。
従来方針通りとの内容だったため、尾川部長が市長の考え方や地元の状況などを説明し、再検討を申し入れた。
同社員は「社に持ち帰って検討する」と約束して帰ったという。

さらに豊橋市東細谷町で処理場を持ち、受け入れ先となっていたミダック(本社・浜松市、土井政博社長)が加藤三男助役を訪ね、譲歩の姿勢を見せた。
土井社長が来庁し、加藤助役が再検討を申し入れたのに対して、①地元の意向を反映し社内で検討している②検討中は搬入しない③搬入の具体的な日程は未定である―の3点について確認し合った。

これにより、3月中にも2,000㌧を搬入するとして、地元関係住民らと緊張感が高まっていたが、当面、回避の方向に向かった。
市側も前進だと受け取っている。

東海日日新聞より

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2007年03月05日

“温暖化防止”に投資(静銀ティーエム証券)

静銀ティーエム証券(静岡市葵区)は6日、地球温暖化の防止に関する事業に取り組んでいる日本や海外の企業の株式に投資する投資信託「地球温暖化防止関連株ファンド(愛称・地球力)」の取り扱いを始める。

再生可能エネルギーや未来型燃料、クリーンテクノロジーなどの導入に積極的で成長が見込まれる企業を投資対象とする“エコファンド”。
1万円以上1円単位で受け付ける。
信託報酬の中から、純資産総額(1月末現在で約35億円)の0.05%が地球環境保護団体に寄付されるのが特徴。

静銀ティーエム証券の本支店13店、静岡銀行の本店、浜松営業部など6店で取り扱う。

中日新聞より

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2007年03月04日

エタノール施設視察 環境相が宮古島訪問

若林正俊環境相は3日、宮古島市を訪れ、環境省が同市で実証試験を進めているサトウキビの廃糖蜜(とうみつ)から製造する「バイオエタノール」の製造プラントなどを視察した。

若林環境相は4日まで宮古島に滞在し、さんご礁の現状なども視察する。

若林環境相は、宮古島市下地の沖縄製糖宮古工場内の製造プラントや同市平良のエタノール3%混合ガソリン「E3」製造施設、同市上野のE3給油所などを視察。
現在、宮古島で走行しているE3燃料車にも試乗した。

試乗後、環境相は「ガソリン車と乗り心地は変わらない」と感想を述べ、「沖縄県の主要な農業生産物はサトウキビだ。製糖過程で排出される廃糖蜜やバガスなどを有効利用するなど、循環型社会を構築することが大切だ」と語った。

琉球新報より

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2007年03月02日

フェロシルト搬入「ダメ」(環境を考える会)

石原産業(大阪市)が三重県・四日市工場で製造した産業廃棄物「フェロシルト」が豊橋市内の産廃処理場で中間処理される計画について、地元住民らでつくる豊橋南部の環境を考える会(豊橋市東細谷町、杉浦正孝代表)は1日、市役所を訪れ、早川勝市長に対し「断固反対してほしい」と要望、続いて杉浦代表と坂口のり子副代表が記者会見した。

豊橋市内でフェロシルトを受け入れる産廃企業は「ミダック」(本社・浜松市)の豊橋中間処理施設。
東細谷町地内にあり、中間処理施設設置に関する環境保全協定を周辺の原町、豊清町、中原町の3町と結んでいる。

説明を総合すると、企業から豊橋市に対し今月11日、フェロシルトを運び込み、六価クロムを酸化クロムに無害化する中間処理を行う計画を伝えてきた。

これに対し、市は自粛とともに自社内で処理するよう要望したが、先月16日付で、計画変更しない旨を伝えてきた。
同会は関連グループのネットワークを通してこの事実を把握。
急いで、市に対し、反対の立場を明確に打ち出すように求めた。

要望では、
①石原産業が自社工場内で処理すべきだ
②豊橋市までの搬入過程で放射能汚染が心配だ
―などを訴えている。
2日付で同社および三重県に対し、同趣旨の要望を行うという。

ミダックは2日午後7時から、同社事務所で3町住民代表らに説明会を開く。

東海日日新聞より

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2007年03月01日

大型屋外劇場持つホテル建設へ(かりゆし)

沖縄県内ホテル業大手のかりゆし(平良朝敬社長)は、ホテルと環境、エンターテインメントを融合し、5,000人収容の屋外劇場を配したリゾート宿泊施設を開発する。

大型劇場を有する県内ホテルは初めて。
音楽プロデューサーの松任谷正隆氏と地球環境保全のキャンペーンに取り組むエフエム東京との共同で滞在型リゾートとして構想を進める。
28日、東京・半蔵門のTOKYO FMで平良社長が記者会見し構想を明らかにした。

平良社長は「エンターテインメントを根付かせ沖縄の新たな観光の魅力にしたい。沖縄の文化とアジア文化が融合しエンターテインメントを発信できる新しいリゾートにチャレンジする」と話した。「第三者にオーナーになってもらい、かりゆしはオペレーション(運営)を担当する」とも述べ現在、国内数社と交渉中。
かりゆしが土地、建物を整備し、運営は第三者に委ねる。決定後着工し、2010年の開業を目指す。

施設名は「ザ・ガーデニアヒルズ・オキナワ」。
水と森と海をテーマに最大収容客席数5千席の屋外劇場「かりゆしシアター」のほか、ホテル4棟(266室)、洞窟(どうくつ)プールなどを配置。
リゾート内で宿泊客に環境に優しいエコカーを利用してもらう。
かりゆしが土地を所有する恩納村の沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパに隣接するサッカー場66,000平方㍍に建設する。総事業費150億円を見込む。

記者会見で計画に参加する松任谷氏は「現地を見て、森の音楽堂として自分がずっといたいと思える空間をつくりたい」と意欲を語った。
設計には、世界トップレベルのデザイナーとして知られるマーク・フィッシャー氏や相羽高徳氏も参加する。
エフエム東京は種々のイベント開催に協力する。

琉球新報より

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