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2007年02月15日

【静岡県】環境教育参加を支援

静岡県は企業や非営利組織(NPO)など外部の人材が、環境教育などの学校の授業に参加・協力しやすい仕組み作りを始める。

協力したい企業やその授業内容を網羅したデータベースを3月までに作り、授業に取り入れたい学校とマッチングを図る。
企業の社会的責任(CSR)の一環として環境教育などに取り組む企業、団体のノウハウを活用する。

新設する「学習資源プログラムデータベース」は、環境教育やもの作りの魅力などを伝えるために、社員らを学校に派遣する企業やNPOなどの活動を紹介する。
授業内容や条件などをインターネットを通じて公開し、「総合的な学習の時間」などを使って学校に利用してもらう。

新たに社員を派遣したい企業にとって、学校側に周知するのが難しかったため、データベースの登録で幅広い企業の参加を促す。
その一方、授業の成果や評価などの情報を学校を通じて県が収集する。

また、土日や夏休みなどに開かれるイベントに、小中学校が自発的に参加するよう、2007年度からポイントカードを発行する。
データベースに掲載した企業や自治体などが開く工場見学や自然観察界といった、イベントの参加回数に応じてポイントを付与する。

企業も社会貢献として学校に協力する事例が増えている。
ホンダの浜松製作所は、ワゴン車に必要な道具を積み小学校を訪問する「環境わごん」を今年度は56回実施、木工クラフトなどを通じた啓発活動に同社OBがあたっている。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年02月15日 11:21