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2007年02月02日
【埼玉県】鉛流出 リサイクル施設の調整池に基準の27倍
埼玉県の総合リサイクル施設「彩の国資源循環工場」(同県寄居町三ケ山)で昨年8月、敷地内の調整池に流れ込む雨水から環境基準の27倍の鉛が検出されていたことが2日、分かった。
現在は基準値を下回っているが、県は事実を確認した後も付近住民に説明していなかった。
同工場は、民間リサイクル施設や県営最終処分場などで構成する全国初の総合的な資源循環モデル施設として昨年6月に本格稼働した。廃棄物の100%再資源化や情報公開の徹底、住民監視システムの導入などを掲げている。
同県資源循環推進課によると、同8月9日、調整池に流れ込む雨水を検査したところ、環境基準(1㍑あたり0.01㍉㌘)の27倍に当たる0.27㍉㌘の鉛を検出。
雨水が通る側溝に工場の排水が流れこんでいることが分かり、排水を施設に戻す措置を取ったという。
県は同11月、工場を監視する住民協議会の会長と同町にだけ鉛の検出を説明したが、一般住民への説明会などは開かなかった。
同課は「住民すべてに情報がうまく伝わる仕組みができていなかった」と釈明している。
毎日新聞より
投稿者 trim : 2007年02月02日 15:19