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2007年01月25日
はがしやすい新ラベル(キリンビバレッジ)
キリンビバレッジは2㍑の大型ペットボトルを使う家庭用の商品すべてで新しいラベルを採用する。
2億円を投じ、ラベルを貼り付ける新型装置を2工場に導入した。
2月上旬から製造を開始する。
ラベルの原料となる樹脂が1本当たり40%減るうえ、ラベルがはがしやすくなる。
空のボトルの分別回収に効果が見込め、販売拡大につながると期待している。
大型ペットボトルに採用するのは「ロールラベル」。
やや大きめのフィルムを熱によって収縮させ、ボトルに張り付ける従来のシュリンクフィルム方式と違い、ボトルにフィルムを巻き付けてのりで固定する。
収縮する分の樹脂を減らせるほか、従来の方式に比べラベル生産時に排出する二酸化炭素も7割削減できる。
ミネラルウオーターにはロールラベル式があるが、清涼飲料で採用する例はまだ少ない。
新型装置は大型ペットボトルを生産する湘南工場(神奈川県寒川町)と、清涼飲料の生産を委託している親会社のキリンビール滋賀工場(滋賀県多賀町)に導入した。
新ラベルは3月6日にリニューアル発売する緑茶飲料「生茶」を手始めに、家庭用販路向けの「アミノサプリ」や「極烏」など8つの商品で順次採用する。
2㍑ペットボトル商品は2007年に前年比22%増の4,500万㌜(1㌜は6本)の販売を目指す。
キリンビバレッジはミネラルウオーター「アルカリイオンの水」で2003年からロールラベル式を採用している。
同社は昨年、大型ペットボトルの家庭向け製品すべて国産最軽量(42㌘)の「ペコロジーボトル」に切り替え、樹脂使用量を年間4,500㌧削減した。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2007年01月25日 10:46