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2007年01月15日

独自価格の認証拡大(KES他)

環境に関する国内の独自規格は、京都発のKES(環境マネジメントシステム・スタンダード)以外にも認証の動きが進んでいる。

国際規格のISO14001より中堅・中小企業が取得しやすいとされるためだ。
環境ISO取得がブームのように増える時期から、中堅向け規格を含め「どの程度環境に効果があるか」を改めて問う段階へ移りつつある。

独自規格では、環境省が策定した指針に基づく「エコアクション21」の認証登録件数は1,200件を突破、民間のシンクタンクなどが母体の「エコステージ」は300件を超えたという。

地域発のKESは京都以外へ取得が広がり、日立製作所はKESを取得し日立のセミナーを受けた中小の取引先を環境対応企業と認めている。
取得は簡単でも「ISOに近い仕組みにはなっている」と独自規格を評価する大手も少なくない。

環境ISOの国際会議によく出席し三菱電機の環境担当幹部を昨年まで務めた吉田敬史氏は「対策のすそ野が広がるのは良いこと」としつつ、「野放しで乱立して良いわけではない」と指摘。
各規格とも単に認証を得れば良いのでなく、費用対効果など中身を精査する必要もありそうだ。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年01月15日 13:51