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2007年01月23日

【環境省】来年度予算、環境関連2兆円超に

2007年度の国の環境保全関連予算が2兆949億円になるとの集計を、環境省が22日まとめた。

2006年度当初予算額と比べ1.8%減少したが、温暖化対策など地球環境に関する経費は同6.7%増加した。
植物からつくるバイオ燃料の普及事業が目玉となる。

下水道整備や廃水処理施設整備など水・大気環境保全が8,195億円と全体の約4割を占める。
ほかに自然環境保全経費(2,851億円)や、廃棄物・リサイクル対策経費(1,321億円)など。
両予算とも歳出削減の影響で前年度と比べ減少した。
一方、地球環境保全経費は京都議定書の約束期限を控えて4,912億円に増えた。

政府による温暖化対策の柱になるのがバイオ燃料関連事業。

農林水産省は北海道産のテンサイからとれる糖を発酵してアルコールをつくり、ガソリンに混ぜて自動車用燃料とするモデル事業に85億円を投じる。
環境省は大都市圏でアルコールを3%混ぜたガソリンを流通させるための仕組みづくりに27億円を計上した。
アルコールは廃木材を分解・発酵させてつくる。

省庁別では国土交通省の予算が最も多く、1兆1,266億円。
次いで農林省(3,818億円)、環境省(2,215億円)の順だった。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年01月23日 11:16