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2006年11月14日

【福井県】環境ISOを返上

福井県は環境管理の国際規格「ISO14001」の認証を返上する。

今月に控えた更新を見送り、県独自の環境マネジメントシステムを導入する。
認証返上は、兵庫県、京都府に次いで3番目で、県は審査のための事務作業や費用の負担が大きいことを理由に挙げている。

県は2000年11月にISO14001の認証を取得。
ごみの分別収集や紙の両面使用、昼休みの消灯などを進めた。
導入前の1998年度に比べ、2005年度は本庁社内の電気を24%、紙使用量を14%削減した。

しかし一方で、認定機関による年1回の定期検査に約200万円、3年ごとの更新審査に450万円がかかり、書類も年間11万枚が必要で、事務負担も重くなっていた。

新たに導入するマネジメントシステムは、電気・水・燃料使用量やごみ排出量などに数値目標を設定し、オンラインで管理する。
外部専門家ら4人で構成する審査委員会を設置して、各庁舎ごとの実績を審査することで、進ちょく状況のチェックを続ける考え。

県は県内企業にISO認証取得を奨励し、取得企業には入札などで優遇してきた。
認証返上後も企業の環境活動への支援は継続するとしている。

日経産業新聞より

投稿者 Melody : 2006年11月14日 17:17