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2005年09月21日

小山町隣接の廃棄物処理場 山北町長が立地断念

小山町と県境で接する神奈川県山北町に建設が計画されている大規模な廃棄物処理施設に関して、山北町の佐藤精一郎町長はこのほど、町議会で「立地候補地として検討を進めていくことを断念した」と表明した。


東京の民間会社がエコループプロジェクトとして、神奈川県全域の産業廃棄物と横浜、川崎市を除く一般廃棄物の最終処理施設建設を計画し、山北町は昨年7月から、同町への立地を検討していた。廃棄物はJR御殿場線を使い、駿河小山駅から引き込み線で処理場まで運ばれる内容だった。
断念した理由について佐藤町長は、▽会社側から町民の理解を得るための十分な情報が示されていない▽計画を見極めるため地元でのごみ処理広域化の取り組みを休止していたが、これ以上遅滞は許されない―ことなどを挙げた。同町担当者は「立地候補地を断念した以上、事実上町内での建設は不可能となる」と話している。
山北、小山両町では、町民有志が自然環境への影響などを懸念して反対運動を行っていた。

静岡新聞より

投稿者 Melody : 2005年09月21日 13:17