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2005年05月10日

2004年度の省エネ効果 家庭の二酸化炭素270万㌧減

財団法人省エネルギーセンターは2004年度の省エネ対策の実施効果をまとめた。工場やオフィスに比べ省エネの遅れが指摘される家庭部門では、全世帯に換算すると2003年度に比べ約270万トンの二酸化炭素を削減できたと試算した。

白熱電球より消費電力量が少ない蛍光ランプへの切り替えなどの取り組みが広がっているとしている。

蛍光ランプへの切り替えを進めている家庭は調査対象の24.8%、電気製品を使わない時コンセントを抜くのは59.5%と、2003年度調査に比べいずれも約7ポイント増えた。外出時に自家用車より公共機関を利用する家庭は同10.4ポイント増の34.2%になった。

これらの調査結果をもとに全国4700万世帯の省エネ効果を推計すると、2004年度は約157万キロリットルの原油を節約したことになる。

工場など産業部門やオフィスなど業務用ビルでは、社用社の利用抑制や冷暖房の設定温度管理の強化などの対応が継続的に浸透しているとしている。


日経産業新聞より

投稿者 Melody : 2005年05月10日 12:22